「咥えてほしいよね」
「よね」
友人のEDが治りません。友人のEDのチャリティーイベントという崇高な目的で開催してきた「Kids erect」。Vol.1は完全エントランスフリー、Vol.2はエロ本持ってきてくれたらエントランスフリーにしたら95%のお客様がエロ本片手にやってきた為、ED治療費どころか、場所代の時点で完全赤字。おかげで友人のEDは見事に悪化し、この度、無事に第3回目を開催出来る事になりました。その第3回目に向けた最初の会議で議論に議論を重ねて生まれた結論が、冒頭の言葉です。私達Kids erect crewは生粋の沖縄県民の為、「今、私達に出来る事」を考えるのが苦手で「今、私達がされたい事」を考えるのが大好きです。大好きで得意です。友人のEDを治す為にビタ一文出さず出来ることなんか、私達には無いのです。そんな事より、もっと自分の事が大事。私達は「咥えられたい」。でも、風俗に行く勇気なんか無いから、快楽天買って帰ろうぜ!という流れでその場をお開きとなりました。(以後、一度も会議は開かれてません)
しかし、その後、家に帰って「ぱら☆いぞ」を読みながら、私(O-TO)は考えました。本当に私達に出来る事は何も無いのか? EDの友人は、チャリティーイベントに祭り上げられ、数十人の知らないお客様達から「良くなるといいですね」という気持ちをぶつけられ、エロ本まで提供頂いた。なのに、治らない。私のやり方は間違っていたのだろうか? EDなんてテクノ聴いてれば勝手に治るものじゃないのか? 性的な事なんて、フロアで音楽を聴いていればどうでも良くなるではないか。私が音楽聴いてる間に、勝手に治ってれば良いじゃないか。なのに。なのに。
出た結論は、「私には無理」でした。確かに、別に治らなくても良いかなー、と思ってる私には無理です。ならば。強力な助っ人を呼べば良いのではないか? そう思った私は助っ人となる人物を見つける為に、各地のブックオフに向かって東奔西走し、助っ人の事は完全に忘れて、自分のコレクションを増やす事に成功する日々を送ってマシータ。そんな折、「nice idol (FAN) must pure!!!」というアイドル"ファン"DVDに楽曲で参加する事になりました。完成品を頂き、私のような養豚場で生まれた人間がホントにこれに?と思いながら鑑賞していたら、そこに、いたのです。
「この人だ! この人を見れば、絶対治る!!」
私は確信し、あらゆる手段を使って、その方とコンタクトをとり、是非、私のイベントにゲストで来て下さい!とオファーをしました。その方が、Kids erect Vol.3のスペシャルゲスト「うしじまいい肉」さんです。これで、EDの友人はもう大丈夫です、というか、治らなかったら豚に食われてしまえば良いと思うし、治らなくて別に良いです。「うしじまさんが、何故か、沖縄にいる。しかも、クラブに」という場を作りたかったのです。必然性、という点だけ見るなら、かなり不自然な場です。何故いるか分からない。分からないけど、みたい人は一杯いる。十数年前。沖縄にコンサートで来るアーティストがB'zとドリカムとさだまさししかいなかった時期。インディー系だけど心から大好きなアーティストが、何故か沖縄にライブで来る、という情報を聞いた時の、「嬉しい! けど何で?!」という感情。その感情が蠢く、奇妙に面白い場を、作れるかもしれない。田舎に住んでるから出来る事。田舎に住んでるから楽しめる感情。田舎にしか発生しない場所。私らが私らの為に出来る事を、まぁ、やりたくなる時期ですよね。EDなんてどうでも良くて。
第3回を開催出来る事、心から喜ばしく感じています。皆様に奇妙に楽しい感情を提供出来ますよう、誠心誠意頑張らせて頂きます。そして、その皆様の感情から、主催側が予想しない、奇妙に楽しさ場が発生してしまう事を期待してます。そして、私達もその場へ「加えて」貰えるよう祈りつつ。
追記:今回のテーマは「咥え」ですが、イベント運営において、それに関する事は一切起きません。強いて言えば、Kids erect crewがイベント中、フロアの隅っこでボンヤリそう思ってるくらい?なので、まぁ、楽しい音楽イベントですので、楽にお越し下さいませ。
O-TO(Kids erect crew)